肉弾戦の中、一人輝くコルビ -第15節 フランスTOP14-

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久しぶりにTOP14を観ました。以前はJ SPORTSでもプレーオフなど放送してくれていましたが、シックスネイションズが放送されなくなったあたりから、欧州ラグビーはとんとわからなくなっていました。

ワールドカップ日本大会、ジャパンラグビートップリーグ、そしてスーパーラグビーを観た後のTOP14。良くも悪くも、やはり個性が際立っているリーグと言えます。

ワールドカップで観たフランスのようなラグビーかと言うと、そういうわけでもない。確かに自由奔放な部分は似ていないこともないですが、TOP14は基本的には肉弾戦です。ボールを持ったら前に出る、タックルされたらオフロードで渡す、それもできなければラックを形成する、これが一連の流れ。トップリーグのようにストラクチャーがしっかりしているラグビーとは正反対に位置します。スーパーラグビーがちょうど中間くらいに位置すると思いますが、やはりFWとBKの役割はある程度わかれています。それに比べTOP14は全員が肉弾戦に参戦してくる、といった印象です。フランス人がそういった部分が好きなんでしょうかね。怪我の予防のため、選手の入れ替えもある程度自由とのことで、一度下げた選手を再度投入することもできるようになっていました。

何より衝撃的だったのは、ワールドカップ日本大会でも大活躍した南アフリカ代表スプリングボクスWTBチェスリン・コルビが、10番で先発していたことです。

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トゥールーズにはフランス代表の正ハーフ団、SHアントワーヌ・デュポンとSOロマン・ヌタマックが居ますが、お休みなのかどちらもメンバー外。それでも選手層の厚いTOP14ですから、チーム内に居ないはずはないのですが、どういうわけかコルビが10番を担ってました。しかし、そこはコルビ。なんなくこなしてしまうあたりはさすがはスーパースター。あの小柄な体格で相手タックルをうまくかわして前に出ていく。プレースキックも普通に決めてましたね。

激しいぶつかり合いが好きな方には極上のリーグだと思いますが、選手は大変そうですね。怪我も多いようですし、フィジカルの強い選手が重宝されるのかなと思います。当然、フランスの選手が多いので、トップリーグと同じようにフランス代表の強化に繋がる部分もあるとは思いますが、BKはトップリーグやスーパーラグビー程の活躍の場が無く、キックの応酬と何回かあるトライの決定シーンくらいでしょうか。サントリーからFB松島幸太朗がASMクレルモン・オーヴェルニュに移籍しますが、彼のように既に一級のスピードを持っているBKであれば、フィジカルバトルの経験値を上げるためには、良い環境かもしれません。

とは言え、前半はある程度の精度の高い肉弾戦になりますが、後半、疲れてきてからはミスの応酬ともなるので、トップリーグやスーパーラグビーを見慣れてしまうと、後半40分を観るのは辛いかもしれません。週に一試合くらいがちょうど良いかなと思います。第16節はトゥーロンの試合となりますが、以前ほどの銀河系軍団ぽさは今はありません。ソニー・ビル・ウィリアムズが所属していた頃、またその後ジョニー・ウィルキンソンがキャプテンをしていた頃などは、名前だけで圧倒できるラインナップでした。チームとしての完成度はあの頃よりも高まってるかもしれませんね。同じくCSテレ朝チャンネル2での放送となります。

【第16節】ラ・ロシェル v トゥーロン
<生中継>2.22(土) 23:22-2:00
<再放送>2.24(月) 19:00-21:00