遂に開幕!! 第1節注目カードは!? -ジャパンラグビートップリーグ2020-

開幕まであと2日!!

遂に開幕まであと2日となりました、ジャパンラグビートップリーグ2020。

既にスターティングオーダーも発表されています。各チーム、選手の出し惜しみはなく、最初からフルスロットルの様相を呈しています!!

第1節はJ SPORTSだけでなく、NHKや日テレ、テレ東等で視ることができるようですね。この人気がどこまで続くでしょうか。

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https://www.top-league.jp/schedule/convention/5961/

全て注目試合ではありますが、ここでは3試合をピックアップしていきたいと思います。

クボタ、パナソニックへ雪辱を晴らすか

まずは熊谷でのパナソニック対クボタの一戦。両チームについてはこちらも参照下さい。

3シーズン連続での開幕カード。過去2シーズンはパナソニックの勝利となり、クボタは3度目の正直で勝利をもぎ取りにかかります。そのクボタの注目選手はというとキャプテンCTB立川理道しかいない。日本代表入りが叶わなかったこの期間に思いを馳せると、両チーム合わせても、他の誰よりもこの人がこの試合に全てを賭けてくることは間違いない。

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http://www.kubota-spears.com/

SOではなく、ジェイミー・ジョセフHCが望むCTB、12番としてクボタを牽引する。7月のイングランドとのテストマッチへ向け、激しい競争となるCTBの一角に食い込むためにも、全ての試合で12番を付けたい。

もちろん7番には代表でも不動の7番、FLラブスカフニが入る。No.8フェルミューレンも先発し、リーグ屈指のFW第3列を形成する。立川とコンビを組む13番にはCTBクロッティを置き、アタックにディフェンスに彼の一貫性(以前、J SPORTS解説で大西将太郎さんがクロッティのことを、「一貫性という名前に変えた方が・・・」と話されていたのが今でも記憶にあります)が観られるはず。22番にはSOフォーリーも控え、後半リズムを変えてくれるだろう。

対するパナソニック。そんな立川が立ち向かわなければならない相手は、これまたこれ以上の相手は今世界に居ない。パナソニックの12番はCTBダミアン・デアリエンディだ。

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https://panasonic.co.jp/sports/rugby/

にわかファンのみな様も覚えているかと思います、南アフリカ代表スプリングボクスの12番として日本代表の壁になった1人。現時点では世界最高の12番と言える存在です。ランでは粘り腰で、タックルされてもタックラーを引きずりながら前に出ます。ディフェンスでも激しく強く前に出る、スプリングボクスらしさを体現してくれるはず。ディフェンスを心情とするパナソニックにふさわしい12番。フィジカルでも強さを観せたい立川としては自身を測る相手になるだろう。

もちろん他にもFW第1列、PR稲垣、キャプテンHO坂手、PRヴァルの日本代表トリオ。5番には現役オールブラックスLOホワイトロック。10番にはSO山沢、15番にはFB野口が入り、両者とも今後の代表でのポジションを狙う。11番にはセブンス合流までの試合でしか観られなくなってしまう、WTB福岡が入る。16番としてのHO堀江の存在感も大きいなんてものじゃない。枠の関係でスターティングオーダーにこそ入っていないが、20番には世界最強のボールハンター、FL/No.8ポーコックが控えている。

個別のマッチアップを見てしまうと、どうしてもパナソニック優勢には見えてしまう。が、この試合の重さはクボタにとって、そしてそのキャプテン立川にとって、リーグ戦全てを賭けても惜しくない重みがある。クボタの奮起を観たい。

東芝が復活の狼煙を上げられるか

秩父宮では府中ダービーと呼ばれる東芝サントリーが行われる。東芝は書き損ねてしまったが、サントリーについてはこちらも参照下さい。

過去、三洋時代のパナソニックと常に雌雄を決する戦いを観せていた東芝、特にプレーオフになるとそのディフェンスにいつも驚かされていた。ここ数シーズンは試行錯誤の状態が続き優勝戦線から遠ざかっている。クルセイダーズのHCでもお馴染みのトッド・ブラックアダーを招聘し再起を図る今シーズンである。7番にはブラックアダーの教え子でオールブラックスでも活躍したFLトッドが入り、日本代表キャプテンNo.8リーチと強烈なFW第3列を組む。センターにはどちらも日本でのプレー経験が長い、CTBベイトマンとCTBカフィのニュージーランドコンビで、こちらもリーグ屈指のセンター陣となるだろう。しかし個人的には日本人ツインタワーに注目したい。LO梶川喬介LO小瀧尚弘だ。ほとんどのチームが特別枠を含む外国人選手をLOの一翼には据えているが東芝は違う。190cmと194cmの、現代ラグビーのロックでは小さいと評されてしまうわけだが、東芝というチームは大野均の名を挙げるまでもなく、ロックのハードワークが肝だ。日本人コンビにこだわったプレーが観たい。

サントリーも決勝戦で大差で敗北した神戸製鋼に昨シーズンの借りを返すためにも、優勝必至のチームだ。SH流、FB松島といった代表選手を始め、SOギタウや今後の代表入りを狙うCTB梶村を擁し、東芝を圧倒するアタッキングラグビーを目指す。代表で12番を努めた中村がリザーブにも名前がないのが気になるが、代わって12番はこれまたパナソニックと同様、ワールドクラスの12番、CTBサム・ケレビだ。

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https://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/

今大会では準々決勝で敗退したワラビーズだが、ケレビとWTBコロインベテだけは効いていた。中村のようなゲームメイクに絡む12番というよりは完全なるペネトレーターだ。東芝のカフィとの激しいぶつかり合いが楽しみだ。リザーブにもNo.8マクマーンやサンウルブズで大活躍したWTB江見も名を連ねる。

東芝ブラックアダーHCの下、どこまで仕上げてきたかをまずは観つつ、サントリー神戸製鋼パナソニックに伍するかどうか、この試合で見えてくるはずだ。

圧巻の神戸製鋼に日本代表ハーフ団が挑む

最後はユニバでの神戸製鋼キヤノンだ。優勝候補筆頭の神戸製鋼については下記もご参照下さい。

神戸のスターティングオーダーを見ると本当にため息しか出ない。注目選手は上げきれない。SOカーターが初戦から10番で先発。代表組では、移籍してきたCTBラファエレが13番に、代表の15番を勝ち取ったFB山中、リザーブにはPR中島、WTBモエアキオラも居る。もちろん世界最高のキッカー、SOパーカーが試合を締めに後半にはカーターに代わって入る。そんな中、あえて上げるとすれば現役オールブラックスLOブロディ・レタリックだろう。

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https://rugbyfp91.hatenablog.com/entry/20191227/1577455741

クボタ紹介時に掲載した写真だが、クロッティと早速日本でやりあっている場面にはしびれる。神戸製鋼、そして日本のラグビーへのフィット度合いを観てみたい。ハードワークこの上ないポジションのロックだが、その中でも世界最高のロックと呼ばれるレタリックが、神戸の自由奔放なラグビーでどのようなプレーを観せてくれるのか注目だ。

プレシーズンマッチでは43-14と差をつけられたキヤノンだが、この試合にはSH田中史朗SO田村優の日本代表ハーフ団は出場していない。ワールドカップでさらなる自信をつけたハーフ団が神戸にプレッシャーをかけ続け、焦りを感じさせることができるか。個々のマッチアップに持っていかれたら神戸と戦えるのはパナソニックくらいだろう。キヤノンとしてはポゼッションを高くし、ボールをキープし続け神戸にストレスを感じさせたい。とはいえ相手は百戦錬磨のダン・カーターだ。自由にタレントを動かしながらも緩やかにゲームマネジメントされてしまっては、大差が付くかもしれない。

まだまだ注目カードだらけ

この他にもトヨタでは早速No.8キアラン・リードが先発し、次の日本代表キャプテン候補たるFL姫野とFW第3列を組む。不祥事もあったトヨタは優勝というより、一試合ずつ丁寧に、試合ができることへの感謝の気持ちを込めて臨むだろう。そんなひたむきさが観られるのもラグビーの魅力だ。

今シーズンのダークホース、NTTコムも見逃せない。世界最強フッカー、HOマルコム・マークスが先発する。10番にはサンウルブズでも活躍したSO小倉を置き、12番にCTBリアリーファノを置く、ダブルスタンドオフ体型がどのように機能するか楽しみだ。14番には移籍してきたWTB山田が入る。チームの成熟度が年々上がってきているNTTコム。助っ人も加わり一気に頂点を狙えるかもしれない。

トップリーグへ昇格してきた三菱重工にも注目したい選手が居る。12番で先発するCTBマイケル・リトルだ。サンウルブズでの大活躍は記憶に新しい。スーパーラグビーの各チームに真っ向から対抗できたリトルも、もちろん日本代表入りを狙うセンターの1人だ。

 

こうして見ると、今シーズンのトップリーグは、本当にセンター陣のレベルが高い。ワールドクラスが参戦してくれたこともあるが、日本人選手や特別枠選手のレベルがそもそも高い。若干天気が気になる1.12(日)ではあるが、全8試合、全て観た上でまたレポートしたい。全て観きれるか、わたしたちファンも勝負のシーズンだ。