【ラグビーワールドカップ2019】Match 46 手負いの赤き龍、力尽きる -ウェールズ対南アフリカ-

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南アフリカ代表スプリングボクスのファンであるわたしでしたが、ゴール前ペナルティを得た際にスクラムを選択し、延長にまでもつれ込むのでは、と思わせてくれたウェールズ代表を最後には応援していました。まだシックスネイションズJ SPORTSで放送していた頃、怪我人が出てもなんとかしてしまうウェールズ代表を幾度も目にした記憶が蘇ってきました。わたしの勝手な印象ですが、もし延長戦にもつれ込んでいたら、スプリングボクスリザーブから入ったメンバにも疲労が出、ウェールズ代表が粘り勝ちできていたかな、と想像してしまいます。

J SPORTS解説の小林深緑郎さんが、スタジアムは風がまっている、と仰っていましたが、双方ともにコンテストキックの蹴り合いが終始続きました。

STATSで見てみます。左がウェールズ、右が南アフリカ

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対日本の試合でもスプリングボクスはひたすらコンテストキックを蹴り上げていた記憶がありますが、それでも30本です。この試合ではどちらのチームもそれ以上のコンテストキックを蹴り続けていました。お互いのディフェンスが素晴らしく、ゲインするにはこれしかない、ということだったのかもしれません。結果は3点差なので、STATSがそのまま影響したとも考えられませんが、スプリングボクスの方が蹴ったボールを自ら獲得できてはいました。風で押し戻されたりもしていたので、スプリングボクスがこの点でウェールズ代表を勝った、ということでもないかなと思います。

お互いに心情のディフェンスですが、こちらもSTATSで見てみると、

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スプリングボクスがおよそ倍のタックルをしつつ、成功率は93%とお見事。後半のゴール前での緑の壁は圧巻でしたね。またウェールズ代表が自陣でのターンオーバー成功10に対し、スプリングボクスウェールズ陣内でのターンオーバーが7。このあたりの差が3点になったのでしょうか。

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タックル数の上位を並べてみましたが、身長200cmのFLピーターステフ・デュトイは、本当にハードワークしていました。両LO陣、エツベスとデヤハーもこれぞロックという仕事ぶりでしたね。

この試合に限りませんが、上記FW陣に混じってCTBダミアン・デアリエンディのディフェンスも忘れられませんね。日本戦では全選手1位の17タックル(ミス1つ)です!!インサイドセンターにこれだけ止められると、そこからの展開ができず日本のペースに持っていけなかったということがよくわかります。

そして後半57分のトライ。ウェールズのタックルを受けつつも粘り腰でそのままトライラインを割ってしまう。決勝戦ではCTBファレル、トゥイランギとのマッチアップが楽しみですね。

プレイヤーオブザマッチにはSOハンドレ・ポラード。キックは勿論、後半疲労している中でテンポを変えるランでウェールズをかき回し、ペナルティー獲得に繋げていました。

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これで3位決定戦がニュージーランドウェールズ。決勝戦イングランド南アフリカとなりました。追ってプレビューを書いていきたいと思います。